1962-02-21 第40回国会 衆議院 外務委員会 第5号
たとえば、最近、昨年の暮れですか調印せられました日英貿易協定のごときは、その内容が非常に重大でございまして、この具体的な内容を国会の審議に付議されない以上、私たちとしては納得いかぬと思っておるのでございますが、貿易協定を何ゆえ国会の審議に付議せられないのか、この点について条約局長と通商局長から御説明を求めたいと思います。
たとえば、最近、昨年の暮れですか調印せられました日英貿易協定のごときは、その内容が非常に重大でございまして、この具体的な内容を国会の審議に付議されない以上、私たちとしては納得いかぬと思っておるのでございますが、貿易協定を何ゆえ国会の審議に付議せられないのか、この点について条約局長と通商局長から御説明を求めたいと思います。
昭和三十三年から三十五年の二カ年にわたる日英貿易協定が昨年調印されました。その際におきまして、コールダーホール型の原子炉をを輸入するのと引きかえに、日本側からサケ、マスのカン詰百万ポンドを増加輸出する、こういうふうなやみ取引があったのでございます。この点につきましては、私が四月二十七日の外務委員会、並びに七月十日の外務委員会におきまして外務大臣並びに関係当局に対して質問をいたしたのであります。
これを私が通覧いたしますと、今おっしゃった日仏が入っておるかどうか、私それほどの時間的余裕がないので見ておりませんが、全部で五十五の協定がございますが、この中でたった一つ内容を書いていないのが日英貿易協定だけなんです。私はここにサケカンとの取引をやったその関係で、ぜひ機密にしなければならないのだという積極的な理由があると信じております。これはどういう必要があって秘密になっておるか。
しかるに日英貿易協定に限って秘密なんだ。公表できない。これは一体、どういうふうになるのですか。
しかしこの日英貿易協定とそれから原子炉を買う、原子力協定は別であります。一般協定でありますから——ということとが直接の関連を持っておるとは私考えておりませんし、また外務省がそういう冒険な取引をすることもできないわけであります。
○藤山国務大臣 日英貿易協定、ことにサケ、マスのカン詰と原子炉購入とは全然関係がないことは当然でありまして、どういう原子炉を買うかということは、原子力委員会が十分検討の上きめられることでありまして、そういう点を考慮に置かないで、何か安全性、経済性というようなものを無視してこれを関連させるということはございません。
まあこの間中、日英貿易協定を今現にして、なかなか難航しておりますが、そういうときにも少しそういうものの問題を出したらどうかというようなサゼスチョンをしているようなわけで、ほかの国でもあのココムの禁輸の緩和ということは日本だけではない、ドイツとか英国というようなところでも希望しておるようでありますから、まあ全然見込みがないわけでもないと実は思っております。
それは日英貿易協定によりましていろいろなことが行われたわけですが、日英会談の目的というものは、私は日本の輸出振興にあるとこう心得ておりますが、逆でございましようか。それで実にふかしぎきわまることには、これほど外貨が足りない足りないというときに、二百万ポンドの毛製品輸入ということが約束されて来ておる。英国の毛製品はぜいたく品でございます。
それから濠州側では、もちろんわれわれが羊毛の非常な顧客でありますので、むしろこれが減らないことを強く希望いたしておりまして、そのためには日本のものをもつと買わなければいかぬじやないかという議論が今度の日英貿易協定等の一つの題目になつたくらいでありまして、ただいまのところ、おつしやるようなことが問題になつたことは知つておりません。
○高橋衛君 イランの石油に関連してもう一点だけお聞きいたしておきたいのでありますが、先ほどから英国に遠慮をして日本の石油の輸入を控えておるというふうな御答弁でありますが、これは日英貿易協定の一つの条件になつておるのであるか、それとも又は貿易協定に関連するところのスワツプですか……に関連する一つのはつきりした条件的なものがあるのでありますか、それとも単純に紳士的な態度といいますか、日本人のいわゆる遠慮
○愛知国務大臣 日英貿易協定の問題でございますが、結論的に申しますと、英国側が非常な好意と協力を示してくれまして、いわゆる拡大均衡というような線の一つの大きな筋がこの話合いに通つたということは、私どもとしては非常に喜ぶべきことだと考えておるのであります。
○西田隆男君 今のお話の中で日英貿易協定の話が出たようですが、あれは一応今までと比較して非常に大幅な増額が決定されておる。併しそれは必ずしも日本からそれだけのものを買うという約束ではない。輸入する場合はあの額だけ或いは輸入することがあるにしても、輸出は必ずしもあれだけの金額をするということではない。
一面、東南アジア中南米等の市場における輸出競争はますますはげしくなることも予想されますので、わが国としても、輸出振興のためにあらゆる手段によつて努力いたしますとともに、日英貿易協定の締結その他貿易の障害除去について通商外交を促進いたしたいと存じます。
○小笠原国務大臣 ただいま原料入手先はできるだけポンド地域にしたいというので、それぞれさような方向に進んでおりますが、それなら具体的にどうするかという問題につきましては、たとえば日英貿易協定等は目下改訂の途上にありまして、これにつきましても、できるだけ日本の方もそういう地域にこちらからの輸出を促進するとともに、向うからも原料をよけい買い得るような方向に、今話を進めているのでありまして、これはおそらく
このことは、外には日英貿易協定の失敗となり、支払協定の敗北となり、なお又、輸入制限に対する無策と相待ちまして、貿易不振の原因ともなり、今日の国内的不況と失業の増加を招来いたしたいと断ぜざるを得ないのであります。而も政府は、今日なお十億余ドルの在外為替を擁しつつ、これが積極的な活用を図ることなく、産業の高度化、近代化等の施策を怠り、遂に国際競争場裡に備うべき基礎条件の改善を遅延せしめたのであります。
第四の点は、日英貿易協定のうちに香港をポンド地域に入れた理由いかんというお話でございます。これは御承知の通りに、香港はイギリス領土であります。しかして、今まではドルのオープン・アカウントで行つておりました。しかしてイギリス政府といたしましては、インド、濠州等と同様に、香港をポンド圏に入れるよう強い要求があつたのであります。
たとえば日英貿易協定にしましても、日本が英国と貿易協定をやるというかつこうにはなつておりますけれども、しかもその貿易を実際に取結ぶ人は、これは日本人ではなくて、総司令部の方が行つて日本を代表してやつておられる、そうして日本の政府あるいは日本人というものは、單なるオブザーヴアーのかつこうで陰にひつ込んでいる、こういうような形では、いくら日英貿易協定や、あるいはその他の国際的な関係で、日本が自主性が與えられて
我が国とスターリング地域との貿易協定は大別して三つからなつておりまして、いわゆる英本国及びその植民地、濠洲、ニユージーフンド、インド、セイロン、南阿等を相手にしておる輸出入、それぞれ九千二百六十万ボンドに上るいわゆる日英貿易協定、それからパキスタンを相手とします協定、それからビルマを相手としております協定、この三つございますが、この三協定を合計した日本とスターリング地域との貿易額は、輸出入ともそれぞれ
○兼岩傳一君 そうするとそこの残りの部分輸出について八〇、輸入について七〇%、そういう部分にちよつと表面的に考えると如何にも自由度がこの中に幾らか残つておるように見えるのでありますが、我々が調査しましたところによると、民間貿易のその自由のあると言われるところの貿易協定を結ばれるのに、例えば日英貿易協定などで日本側はオブザーバーとして出ておるので、ところがときどき門の外へ出ろとオフリミツトという恰好だというふうに
次いで最近日英貿易協定が、協定期間の半ばにもなりまして漸く成立したようでありますが、これに関連いたしまして新聞の報道等では、日本ではボンド資金が足りないということが言われておるのであります。
そこで特に又これもお伺いしたいのですが、日・英貿易協定ですが、あれによつてコンマーシヤル・アツカウントからも食糧を輸入しなければならないような情勢にあるようですが、この点も具体的にお伺いしたいのですが、そうなりますと日本の食糧需給計画からいつて不必要なほど食糧が入つて来てしまう。
日英貿易協定の進行の中で、すでに現われておりますように、輸入はしたけれども輸出は全然できない。ポンドの残高の減少を来しておる。一月の輸出というものが、激減しておるのは一体何を物語つておるか。しかしこの協定貿易によつて事態が改まると考えるに至りましては、これは政治家の言ではなく、一御用商人の言としか、われわれには受取れないのであります。
日英貿易協定ができたが、そのほかの諸国に対する貿易協定ができる見通しのもの、できつつあるもの、それがどれくらいになつているか。特にアメリカ圏から東南アジア圏に貿易対象というものが転換されておりまするが、その程度は、どの程度になるかということを、私は明確にお尋ねしたいと思うのであります。 そのうちで、特に私は、青木安本長官に正確にお答え願いたい。